陸稲(おかぼ・りくとう)チャレンジ Rice growing challenge in a dry field.

いつもブログを読んでくださりありがとうございます。今回は茨城県の農園におじゃまして米作りに関わってきました。普通のお米は水をはった田んぼで育てますが、今回は水をはらない、畑と同じ環境で育てる陸稲チャレンジです。陸稲は「おかぼ」とか「りくとう」と呼ばれています。

まだまだ広く知られていない方法なので、一部の生産者さんたちが実験的に作っているような状況です。こちらの農園でも初めてのチャレンジで、サラはそれに関わることができてとても嬉しかったです。

水をはった田んぼで作ると雑草が生えにくいというメリットがあるそうですが、畑の状態で育てる米は、雑草が生えやすいというデメリットがあるとのこと。今後も雑草取りにおじゃましに行かなくては、、、です。

今回は作業を予定した日が、たまたま天候の悪い日でしたが小雨だったので決行となりました。雨でぬれて水分を含む畑の中の長靴での移動は足が取られてたいへんでした。でも楽しみながら作業できました。主な作業は大きく分けてふたつ。苗になっている状態のものを植える作業と、事前に水につけておいた種籾(もみ)を蒔く作業を行いました。畑の端から端にかけてヒモを張って、苗を植える場所、種籾を撒く場所がまっすぐになるようにしました。

当初はマイコス菌という菌をつけたマイコス米を実験に使うと聞いていたのでサラも事前に勉強したりしました。マイコス菌により、水をはっていない田んぼでも、米が育つために必要な水分と栄養分をまかなえるのだそうです。ところが今回は苗や種籾入手自体も難しい状況で、マイコス菌入手もあきらめていました。令和の米騒動・米不足の影響もあったかもしれません。その後、他の生産者さんが余った苗と種籾をくださって急きょ実験を開始できるようになりました。今回はマイコス菌なし。さてうまく育ってくれるでしょうか。