援農ボランティアをしたくても難しい理由あれこれ Some difficulties with farming volunteer.

こんにちは。今回もまた農作業の話になります。とある地域の役所主催で農業関連のツアーがあり、たいへん楽しい時間を過ごしてきました。普段は地元に近いエリアの知人宅でお手伝いをさせていただいてるのですが、今回はまったく新しい生産者さんとお近づきになることができ、いろいろな話を聞くことができたり、農業体験をさせていただきました。参加メンバーの他の方も私と同じように楽しんでおられて、ぜひまたボランティアに来たいと言ってました。

ところが、です。ほとんどの場合、畑は公共交通の整っていない場所にあることが多いので、自力で行かれないとダメ。そして生産者さん自身、農作業で忙しくて、遠くに位置する駅まで送迎ができません。それは意地悪でもなく、不親切でもなく、ごく普通のことで、本当に忙しくされている生産者さんが多いのです。とはいっても、お金を出してレンタカーをしてまで、遠方に無償で行くのか?というのも考え事です。

そして今回もうひとつ、ぶち当たったのが、トイレのことです。私はトイレのない場所で1日中作業したこともあり、茂みに隠れてようをたすことも経験済みなのですが、まったく初めての方にとっては、事前に確認すべきポイントとして、トイレがどうなっているのかについて情報収集が必要なのかなと思いました。

今回私が行った場所の畑のそばには集会所があり、そちらのトイレを借りることができました。私にとっては、トイレにあるだけでもありがたいことだったのですが、そのトイレは男女共用で、ものすごい古くて小さい男性用小便器2つと、女性向けの個室2つが同じ1つのスペースの中にありました。しかも個室の中は和式トイレで見たこともないレバーが右側についていて、それを手前に倒すことで少量の水が流れました。そしてその水の重さでふたのようなフラップが開いて、ペーパーとともに汚物が流れ落ちる仕組みのトイレでした。

普通に生活していると、ところどころでトイレのこだわりの強い人に出会うことがあります。そういう方は援農ボランティアのできる場所の選択肢が制限されるのかなと思いました。例えばウォシュレットがないとダメな人など、けっこう厳しいかもです。

今回の農業体験自体は、1つの作業をするごとに丁寧な事前説明があったので、実際に手を動かした時間は少なめだったかもしれません。参加者の意見では、もっとがっつり農作業をしたかったという意見もあったり、作業についての説明は事前に収録された動画などで見ておけば時間短縮になって、現地ですぐに作業を開始できるのでは?という意見もありました。私のように経験者の参加者もいて、ある程度基盤ができていると、少しの説明で理解できたので、割とサクサク、スピーディーに進めることができていたと思います。