英語通訳ボランティア。選考に落ちないようにするには?!English language volunteer. Tips to obtain an opportunity.

私がこれまでに経験した英語ボランティアの中で、特別な厳しい選考があったり、めんどうな条件や、特別な決まり事があるボランティアは、ほとんどありません。そもそも英語ボランティアの案件は、ボランティアレベルの英語力の人に任せても差し支えない内容で、むしろホスピタリティを重視した案件が多いのではないかと思います。そのため、経験の少ない人でも、英語力があまりない人でも、年齢・性別などにかかわらず、割とチャレンジさせてもらいやすいのがボランティアだと私は思っています。なので、やりたいと思う案件があれば、どんどん申し込んでいいと思います。

ところが私が最近応募した案件は、ボランティアなのに、あまりにも選考が厳しい、めんどくさい案件で、しかも私自身が一度合格をいただいたはずが、一転して不採用になったので、そのことについて書こうと思います。応募したボランティア内容は、日本語のできない外国人に付き添って、病院で言葉のサポートをするというボランティアでした。医療にかかわる内容なので、いい加減な気持ちで応募するような案件ではないのはもちろんのこと、それなりの知識も必要なので、遊びでできるものではありません。書類選考で英語レベルの確認や、それ以外のあれこれ、適正確認のための項目もあったと思います。

書類選考通過した人を合格扱いとし、ボランティアをするにあたり、事前オンライン説明会を受けることに。いくつかの日程の中で、ボランティア側が自分のスケジュールを調整して参加するスタイルでした。説明会が平日の開催だったので、フルタイムで働いている人にとっては、仕事を休んで参加することになりました。書類の記入だけでもたいへんだったのに、ほかの応募者とともに、同じ時間を使って、決められた時間帯に説明会とは。めんどくさいなあ、と思っていたのは私だけではなかったと思います。

さて、説明会当日、合格した人たちの顔ぶれがオンラインで見えました。様々の年齢の人がいました。前提として、英語が堪能で、ボランティアとして人助けをしたいと思っている人たちの集まりです。この説明会に参加できている時点で、今回のボランティアに合格した人、という説明を受け、次のステップは登録でした。ただ、受け入れ側の決まりで、ボランティアは一度は事務所を訪問して登録しなければいけなくて、併せて対面の面談も行いたいとの説明を受けました。質疑応答では、何とかオンライン登録とオンライン面談にさせてもらえないのか?という質問もありました。私もそのように思いました。説明会でさえオンラインでできたのだし、登録も面談もオンラインでできないわけがないと思いました。結局のところ後日、決められた日程の中から、ボランティアが再び自分のスケジュールを調整して面談場所まで出向き、参加する形となりました。

事前の連絡で知らされていましたが、英語ボランティア合格者は、英語での面談を受けました。日本人スタッフ1名と来日したばかりの外国人1名が私に質問をなげかけるスタイルでした。私は色々な国の人の英語を聞いたことがあり、どのような英語のなまりの人でも何とか理解できる力を持ち合わせていると思っていたのですが、今回の外国人の方の英語は、今まででの中で一番わかりづらい英語で、体の神経を1周して、それでもピンとこない英語で困惑しました。それでも何とか答えました。今回の医療にかかわるボランティアにおいての、私自身の気持ちや応募のきっかけなどが質問されました。あれ?もう合格済だったはずなのに、どうしていまさらこんな面接のような質問なんだろう?とても違和感がありました。

今回のボランティアに限らず、それ以外のあらゆるボランティアに私が応募したり、参加したりしている理由は、まず、私自身が楽しみながらやるためだと思っています。もちろん人助けであったり、人の役に立つことをしたいということは、当然の前提であって、わざわざ人前で言うまでもない感覚なので、面談では表現しませんでした(でもそれはダメな選択肢だったですね)。そのため面談している側からすれば「自分の楽しみのために応募してきた人」と見られてしまったと思います。

その後、不採用の連絡がありました。応募者多数により抽選でもれることはあっても、合格していたはずが、一転してお断りを受けたことがなかったので、ショックと悔しさがありました。選考における一連の流れの不快感もありましたし、この結果が出てよかったのだと受け止めました。正規にお金をいただいて働く通訳の仕事のほうがよっぽどいいと思いました。

厳しい、めんどくさい選考のボランティア案件には、ほとんど出会ったことがありませんが、もしどうしても通過したいおもしろそうな案件があったときは、やはり、人助けの部分やホスピタリティの部分を強調して伝えたほうが選考時のポイントが高いかもしれませんね!私のように正直すぎてはいけないですね!もちろん応募者が多い場合は抽選になることもありますし、採用側は、応募者の英語力や経験を書類で確認して判断していると思いますが、どんどんチャレンジしていいと思います!