インクルーシブ・セーリング体験会のボランティア Inclusive sailing volunteer.

ハンザ級という2人乗りのヨット体験会のお手伝いに行ってきました。以前参加した時は、ハンディーキャップのある方をメインにした体験会でしたが、2023年春から新しくなり、ハンディーキャップのあるなしに関わらず、どなたでも参加できるインクルーシブ・セーリングの体験会へ変わりました。

朝早く到着すると、ヨットのカバーや、ヨットを固定するロープを外したりするところから、海に出すところまでを先輩方と一緒に準備します。体験参加者さんが到着したところで、説明会の後、ヨットへの乗り込みをサポートします。

今回は強風だったので、開催されるのかどうか心配はしていましたが、予定通りの開催でした。ただし、海のほうへの移動はせず、ハーバーの中だけでの体験となりました。1名の経験者と、1名の体験者がペアを組んで乗りました。同じハーバー内では、ヨット教室に参加の生徒さんたちも練習だったので、かなり密な状態での体験帆走だったと思います。参加者が全員出発すると、ボランティアはハーバーの様子を眺めたり、ゆったり休憩したりの時間になります。

途中でヨットが戻ってきて、メンバーの入れ替えがあり、2回目の帆走に行きました。このときも、乗り降りのサポートを行いました。経験者の方に話を聞くと、普段は2箇所のハーバーをよく利用していて、だいたい週1回ペースでヨットの練習をしているとのことでした。

私は前回、ボランティアと体験と両方に申し込んでいました。あいにく天候のせいで、乗ろうとしていた時間帯に乗れなかったので、今回こそはどうしても乗りたいと思いました。今回も体験とボランティアと両方に申し込んでいました。今回も強風のため海のほうには出られませんでしたが、ハーバー内で練習ができたので嬉しかったです。

初めて乗るハンザヨットは、座る位置と海の高さの関係で、ちょっと怖かったです。ハンザは倒れない仕組みのヨットだということはわかっていても、結構斜めに傾くので、これも怖かったです。風の向きのことや、帆の動かし方や、ヨット本体の操縦方法は、正直なところ難しくてまったく理解できませんでした。何度も他のヨットにぶつかりそうになったり、水がヨット内に入ってくるほどに、何度も何度も斜めに傾いたり、まったくどうしたらいいのか、わかりませんでした。

私は午後に1回体験をさせていただいた後、他のみなさんたちと一緒に片付けの作業を行いました。海からのヨット引き上げと、ホースで水をかけてよく洗いました。そして元の位置に戻してカバーをかけ、先輩方がロープでしっかり固定して終了しました。参加者のみなさん全員、笑顔の素敵な方ばかりでした。